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解決事例 ファブレスメーカーD社(従業員数:200名) 停電で重要データ消失!?原因はUPSのバッテリ切れ…。  “高効率”と“高信頼性”を両立した柔軟な「電源対策」で,重要データを守れ!

課題・問題

多くの企業がデータセンターを利用したITインフラ構築を進める一方で,事業継続に直結する重要機密データや大容量のデータについては,自社内のネットワーク環境下でホストしている企業も少なくありません。そして,過日の東日本大震災以降,データ保護の重要性があらためて認識されるとともに,こうした企業の多くが,自然災害などに起因する万が一の停電に備えた「電源対策」を重視するようになっています。

そこでクローズアップされているのが,UPS(無停電電源装置)の信頼性です。その選択は慎重を期すべき部分ですが,増設や更新が煩雑なサーバルームにおいて,都度選定された小容量UPSは,全体の最適化が難しいのが実情です。

停電で,一部の重要データが破損−「電源対策」の重要性を痛感

D社は,製品の企画・設計・開発をおこなうファブレスメーカーです。
同社は金型など非常に機密性の高いノウハウを保有しており,150人もの設計者が大量かつ重要なCAD図面や評価結果などのデータを扱っています。そのため,「データ保護」を最重要の課題として,データのバックアップやリカバリ,情報漏えいについては万全の体制を構築してきました。しかし,過日の大震災を機に,対策の力点は「電源対策」へとシフトすることになりました。

というのも,サーバやストレージ,PCなどのIT機器は,停電だけでなく,供給電力が不安定になるだけでも,機器の破損やデータ消失につながる可能性があるからです。同社情報システム部のE氏はこう語ります。

「東日本大震災が発生した際,停電により一部サーバのデータが破損してしまいました。幸い,バックアップサーバは安全にシャットダウンできたため無事で,後でリカバリすることでデータ消失という最悪の事態には至りませんでしたが,電源対策の重要性を痛感することとなりました。」

その時,肝心なUPSはバッテリ切れ…。確実で柔軟な給電体制の再構築が急務に

E氏らがサーバ異常に気づいてサーバルームに入ったところ,肝心の業務サーバ用のUPSはバッテリ切れを起こしていたのです。

「あとで原因の究明をおこなったところ,複数のUPSのバッテリが劣化しており,停電時にバックアップできないことがわかりました。あの時UPSさえ生きていれば,事なきを得ていたはずです。これでは電源のバックアップとして何の意味もありません。これを機にサーバルーム全体のUPSを見直し,万が一に備えた確実な給電体制を再構築することにしました。」(E氏)

同社では,基本的にはUPSを導入していましたが,UPSの仕様など選定基準は特になく,サーバ増設の際にその都度選定していたため,結果的にさまざまなメーカーの小型UPSが混在するサーバルームとなっていました。そして,今まで停電による実害がなかったため,いつの間にかUPSに対する認識が希薄になっていたのです。
「これまで現場の要求に応じて,サーバや周辺機器の増設を繰り返してきました。結果として,複数メーカーのさまざまなUPSが数十台設置されました。しかし,サーバルーム全体を見直したときに,負荷率やバッテリ寿命などの管理がまったくできておらず,UPSの信頼レベルもバラツキがあることに気がつきました。最近は,サーバ間の連携が進んでいて,1台のサーバも落とすわけにはいかないのです。」(E氏)

これを機にUPSのリプレイスを決定したE氏らが要件として挙げたのは,以下のポイントでした。

  • 給電信頼度の向上
  • 停電時の確実なバッテリ動作保証
  • 消費電力の削減が求められるため,高効率なUPS
課題・問題のポイント
  • データ保護の観点から,停電および不安定な給電時に備えた高信頼な給電体制の構築が急務。
  • 肝心な時に確実にUPSが動作するための,バッテリ切れの回避。
  • サーバルームの消費電力削減は会社方針。
この課題・問題を解決した方法はこちら
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