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1から分かる!初心者コース ファンの基礎知識

  • ファン解決事例
6時間目 ファンの音圧レベル

静かな場所で使われる装置では,ファンの音が重要な選定ポイントの1つになります。ファンの音は装置内の部品配置などによって変わります。6時間目では,周囲に障害物がない環境におけるファンの音について説明します。

音圧レベルの測定値

ファンの音は音圧レベル「dB(A)」という単位で表示されます。(A)は,A特性の音圧レベルを示しています。A特性とは人間が聞こえる周波数を考慮して補正された値で, JIS規格で補正値が定められています。

騒音計 ファン 測定 図

音圧レベルは,無響室でファンの吸込面から1mの位置に配置した騒音計で測定しています。ファンを宙吊りにして,周囲にほとんど障害物がない状態で測定するため,測定値は「最大風量」時の音圧レベルになります。

音圧レベルの関係式

式1で“音圧レベルとファンの回転速度との関係”を表すことができ,式2では“音源が複数個存在する場合の合成音”を表すことができます。

式1 回転速度と音圧レベル 例:40dBのファンの回転速度を2倍にする場合 SPL2 = SPL1 + 50 × log(N2/N1) = 40 + 50 × log^2 = 55dB(A) 式2 複数音源と音圧レベル 例:40dBのファンを2台にする場合 SPLall = 10 × (10 SPL1/10 + 10 SPL2/10)  = 10 × log(10 40/10 + 10 40/10) = 43dB(A) SPL:音圧レベル N:回転速度

最大風量を2倍にしたいときには,回転速度を上げる方法とファンを増設する方法の2つがあります。しかし,上述の計算式をみると,音圧レベルが大きく異なることが分かります。従って音圧レベルを低く抑えたいときには,ファンを2台にする方が有効と言えます。このように,装置設計の際にファン回転速度と台数を調整することも解決策の1つとして考えられます。

(更新日:2018/6/5)

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