HOME > ソリューション > San Ace 二重反転ファン
サーバや電源装置の高集積・高密度化に伴い,冷却装置の高性能化のニーズはとどまることを知りません。ファンの出力を上げるためにはファン径を大きくする,もしくは回転速度を上げる方法が考えられますが,設置スペース,および騒音や消費電力の増大をもたらすデメリットがあります。
「二重反転ファン」は,2組の羽根を互いに反対方向に回転させることによって高風量・高静圧を実現しています。2台のファンを並列に実装した場合以上の風量・静圧特性を発揮するため,同じフレームサイズでさらなる高風量・高静圧を得ることができます。サーバなど実装部品が密集している,システムインピーダンスの高い装置の冷却用途に最適です。
装置の高密度化にともない,ファンの実装スペースが確保しづらくなっている反面,装置内の発熱量は増加しており,これまで以上に高まっているファンの高風量・高静圧のニーズに応えて開発しました。
羽根・フレーム・モータ,および駆動回路を新規に開発することで効率を高め,さらなる高風量・高静圧・低消費電力に成功しました。
「PWMコントロール機能」搭載モデルでは,外部からファンの回転数をコントロールできます。また、必要最低限の回転速度に設定することで,さらなる低消費電力化や装置の低騒音化が可能となります。